宅浪で逆転合格!現役E判定から九州工業大学に合格した勉強法と生活

はじめに

私は高校卒業後、現役時代に第一志望の九州工業大学を含め、受験した大学すべてに不合格となりました。模試の判定もE判定ばかりで、努力不足や勉強法の誤りを痛感しました。

しかし浪人では、予備校には通わず、自習室を拠点に独学する「宅浪」を選びました。結果として滑り止めの福岡大学に共通テスト利用で合格し、最終的には第一志望の九州工業大学にも合格することができました。

この記事では、現役時代の失敗、宅浪を選んだ理由、そして私がどのように勉強・生活を整えて逆転合格をつかんだのかをまとめます。宅浪を考えている方や、今まさに宅浪に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


現役時代の失敗

現役時代の私は、勉強量や計画性が足りないだけでなく、基礎固めの抜けが多かったことが最大の問題でした。

授業で扱う問題が理解できないことも多く、自分の学力に合っていない難易度の問題を解かされる場面もありました。その結果、「解けない問題に時間を奪われて基礎が置き去りになる」という悪循環に陥っていました。

また、高校時代は朝課外を含めて1日約9時間は学校に拘束されていましたが、その時間の効率が極めて悪かったと感じています。与えられた課題をこなすだけで、自分に必要な演習や復習を徹底できていませんでした。これが、現役で全落ちした大きな原因でした。


宅浪を選んだ理由

浪人を決めたとき、多くの同級生は予備校に通いました。しかし私は宅浪を選びました。その理由は大きく2つあります。

  1. オーバーワークを避けられること
    予備校に通うと、志望校以上のレベルの問題を解かされることが多く、必要以上に負担がかかります。私は「基礎を固める」ことを最優先にしたかったので、自分のレベルに合った教材を徹底して繰り返せる宅浪のスタイルが合っていました。
  2. 静かな環境が苦手だったこと
    私は静かな環境で勉強していると、周りの目を気にしすぎてしまうタイプです。お腹の音や呼吸音、椅子を引く音や鉛筆の音など、自分の出す音に過敏になり、集中するどころかストレスになっていました。
    宅浪なら、自分で勉強する場所を自由に選べます。そのため、多少ざわつきのある自習室や環境を活用し、自分に合った空間で勉強できました。
  3. お洒落でやる気が出たこと
    同級生が大学生できゃぴきゃぴな生活を送っている中、自分だけが予備校で授業受けているのを想像すると虚しくて、、、でも自習室なら音楽聞きながらコーヒー片手に勉強、資格取ってるみたいでかっこいいな、まだましだな、と思えたので勉強カフェで1年間宅浪しました。

勉強カフェで繰り返し解いてた参考書5選

さらに費用面でも、宅浪にかかったお金は予備校に比べて圧倒的に少なく、合計で約20万円程度でした。内訳は以下のとおりです。

  • 自習室代:1か月1万円 × 12か月 = 12万円
  • 参考書・スタディサプリ代:合計でおよそ 8万円

予備校の年間費用(数十万〜100万円以上)と比べると、その差は歴然です。


宅浪生活と勉強法

宅浪の1年は、孤独でありながらも「自分のペースで勉強に集中できる」環境でした。私は次のような生活リズムを心がけました。

  • 生活リズム
    朝が苦手だったので、午前10時ごろに自習室に到着。昼休憩をはさみ、夜10時ごろに帰宅。夜は夕食をとり、家族と会話をしてから就寝。
    規則正しい生活を意識しながら、1日10時間の勉強時間を確保しました。勉強以外でのストレスを減らすことも大切にしました。
  • 勉強法の工夫
    • 英語 → 単語帳を繰り返し使い込み、基礎を徹底。
    • 数学 → 解けない問題を「できるまで反復」する方式で基礎力を強化。
    • 理科 → 焦って応用に走らず、基礎から演習を積み重ねた。
    • 映像授業 → スタディサプリを活用。必要な分野だけを効率よく学習でき、予備校に通わなくても十分に対応できました。
  • メンタル管理
    宅浪は孤独との戦いでもあります。集中できないときは散歩をしたり、計画を小さく区切って達成感を得たりして、メンタルを維持しました。また、音楽が好きだったのでミセスの「私の音」と「僕のこと」を鬼リピしてました笑

合格までの道のり

夏の模試ではまだ厳しい判定が続きましたが、秋以降、少しずつ成績が上がり始めました。特に基礎固めが進んだことで、問題への理解度が安定し、解ける問題が着実に増えていきました。

共通テストでは、滑り止めの福岡大学に共通テスト利用で合格。大きな安心感を得られました。

そして迎えた第一志望・九州工業大学の試験。不安もありましたが、基礎から積み上げた力を信じて臨み、最終的に合格を勝ち取ることができました。


まとめ

宅浪は決して楽ではありません。孤独や不安、自己管理の難しさがあります。しかし、環境を自分に合わせ、基礎を徹底し、規則正しく努力を続ければ合格は十分可能です。

私は現役時代に全落ちからスタートしましたが、宅浪で九州工業大学に合格できました。費用も予備校に比べて圧倒的に少なく、約20万円で合格をつかめたのは大きな強みだと感じています。

また、私は宅浪の学習で「スタディサプリ」を活用しました。映像授業が充実しており、予備校に行かなくても十分対応できると感じました。

今後、このブログでは宅浪に役立つ具体的な勉強法や生活の工夫、さらには「予備校と宅浪の費用比較」、そして「宅浪で使った参考書まとめ」なども詳しく紹介していきます。宅浪を考えている方や、すでに宅浪で頑張っている方の力になれれば嬉しいです。

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