はじめに
僕は現役時代、第一志望の九州工業大学にE判定、受験した大学もすべて不合格という結果でした。しかし、宅浪での1年間の勉強を経て、九州工業大学に逆転合格することができました。
宅浪は自由度が高い反面、「どの参考書を選ぶか」で大きく差がつきます。今回は、僕自身が宅浪生活で実際に使って「これは役に立った!」と心から思える参考書を5冊ご紹介します。体験談も交えながら書いていきますので、これから宅浪を考えている方、独学で受験勉強を進めている方の参考になれば嬉しいです。
→宅浪で逆転合格!現役E判定から九州工業大学に合格した勉強法と生活
国語:きめる!共通テスト 現代文 改訂版
現代文は「なんとなく読んで解く」ことが多く、安定した点数が取れない科目でした。そんな僕を助けてくれたのが、この 「きめる!共通テスト 現代文」 です。
この参考書は、共通テストに特化した読み方や解き方を整理してくれていて、講義形式で分かりやすく、図やカラー解説が豊富。特に「どう文章を区切って読むか」「設問にどう対応するか」が体系的に書かれていたので、“読解の型”を掴むことができました。
別冊の小冊子は持ち運びが便利で、移動中やちょっとしたスキマ時間の演習にピッタリ。共通テスト現代文の点数が安定したのは、この1冊のおかげです。
物理①:セミナー物理基礎+物理
宅浪の序盤、物理は基礎が崩れていて全然解けませんでした。そんな時に役立ったのが 「セミナー物理基礎+物理」。
基礎問題から典型問題まで段階的に解説されていて、解答のプロセスがとても丁寧。初めて見た問題でも「どう手を付けるか」が分かるようになりました。
僕はまずセミナー物理で基礎を固め、その後に次に紹介する「良問の風」で応用演習に進むという流れを取りました。この組み合わせはかなり相性が良く、基礎→標準→共通テスト本番と自然にレベルアップできたと感じます。
この参考書は高校で配られたものです!共通テストはセミナー+良問の風を何回も繰り返せば、正直満点狙えます。
物理②:良問の風 物理 頻出・標準 入試問題集
物理の力を一段階引き上げてくれたのが、河合塾シリーズの 「良問の風」 です。
この本は、入試でよく出る標準レベルの問題を厳選しているので、効率的に演習を積むことができます。解説もシンプルで、問題の意図が掴みやすいのが特徴。
僕は夏から秋にかけて、この本を繰り返し解きました。特に力学や電磁気の苦手単元は、この本で何度も演習することで理解が深まりました。宅浪は時間の配分がすべて自己管理ですが、良問の風を「物理の主教材」と決めて繰り返したことが得点アップにつながったと思います。
下手にいろんな問題解くより、この一冊マスターした方が超効率的です。👍
英語:システム英単語Basic〈5訂版〉
英語で一番の弱点だったのは語彙力でした。そこで使ったのが 「システム英単語Basic」 です。
この単語帳は基本的な語彙が網羅されていて、受験に必要な英単語を効率よく覚えられる構成になっています。派生語や活用例もあり、ただ丸暗記するのではなく「使える英単語」として定着しやすかったです。
僕は毎日30分を単語帳にあて、少しずつ反復を重ねました。宅浪は勉強時間が長い分、計画的にやらないと語彙の習得が後回しになりがちですが、この本をルーティンに組み込んだことで、長文の読解スピードも上がりました。
私はシステム英単語を使っていたのですが、なかなか点数が上がらず、、、最終的にたどり着いたのがシステム英単語Basicです。点数の上がらなかった原因は、基礎的な単語が意外と抜けてたからでした。(´;ω;`)
地理:地理総合・地理探究の点数が面白いほどとれる本
共通テストの地理対策で使ったのが、「地理総合・地理探究の点数が面白いほどとれる本」。
この本は、地理の重要テーマを体系的に解説してくれており、暗記が苦手な僕にとっては「知識が整理できる1冊」でした。特に統計データや地図を用いた説明がわかりやすく、共通テスト独特の資料問題にも対応しやすくなりました。
地理は一度流れを理解すれば得点が安定する科目ですが、この本で土台を固め、あとは共通テストの過去問で実戦練習をすることで、短期間で点数を伸ばすことができました。
地理は参考書1冊を何十回も往復するのが1番!書いてなかったら書き足して自分だけの参考書を作るのだ👍
まとめ
宅浪で合格するためには「自分に合った参考書を信じてやり切る」ことが大切だと思います。僕の場合、今回紹介した5冊が学習の中心となり、基礎固めから応用まで効率よく進めることができました。
もちろん、参考書はあくまで道具です。大事なのは、自分に合うかどうか、そして1冊を最後までやり切れるかどうか。
宅浪は孤独ですが、自分にフィットする教材を選んでコツコツ進めれば、必ず力になります。これから宅浪や独学で挑戦する皆さんの参考になれば幸いです。
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